2022-01-01から1年間の記事一覧
3ヶ月ぶりの精神科通院。 新しいスマホの写真も試す為に少し歩いた。 3ヶ月の間に「これは先生に訊いてみよう、アレも確認しておこう」と思う事がたくさん積み上がる。 実際に診察室に入ると、まず、初診で泣きながら話す私の話を聞きながら、死に向かう夫の…
かつて横浜駅東口ポルタに設置されていた銀のバケツの動く彫像『光の雨』(作者・新宮晋) いつ、どう言う理由で無くなったのか判らないが、設置は1981年との事。 この前で待ち合わせした人々が、一体どれ位いるだろうか… 私と夫もその一組だった。 ググっても…
昨日、グリーフ女子会があって、普段乗らない電車に乗ったら間違えて反対方向に走り出した。 隣の駅でホームの反対側の列車を待てばいいのだけど、ふと、その幾つか先の駅まで行く事にした。 あれは、まだ付き合い初めの頃だったろうか…まだ開発途中の駅前の…
似顔絵を描きます。 死別されたご遺族にお声掛けさせて貰って、お二人に協力して頂き、お試し運転してます。 今、無職の身なので、市で募集があった『就労支援講座』に応募してみました。 応募者多数で抽選だったそうですが、当選して、2時間キャリアコンサ…
アリアとは叙情的、旋律的な特徴の強い独唱曲、オペラ『蝶々夫人』の『ある晴れた日に』など、聴かせどころになる…らしい… airと同根で、空気の意味も… 夫の線画を私が色付けしデザインしたポストカードを、縁あった人に受け取って貰って来た、が、ふと息子…
このブログを開設して1年が過ぎたみたいだ。 googleフォトが『去年の写真』で墓苑の写真を提示してきた、そうだ、納骨を期に自分の罪と向き合いたい…その場所としてここを作った。 足掻いて、手を彷徨わせて、つかまる何かを探して…踏み出し続けた1年だった…
前の記事で書いた、夫の友人に無理を承知でコピーが欲しいと、ダメ元でも頼んだのは、夫が高校〜大学の頃に、その友人達と一緒に撮影した自主映画。 今年の3月の月命日に夢を見た。 何処か小さな劇場?舞台の上で準備している人影の中に夫も居る。 楽しそう…
丸2年、毎日さいごの刻を何度も脳内再生するから、つい昨日のようでもあり、2年…と聞くとまだそんなか、と思う程遠い昔のようにも感じる不思議… 時間が、時空が、あの日捻れたままただ流されてここに居る… 訳がわからない… 意味がわからない… 今もわからない…
暑くなり始めた頃だったろうか…時々猫の声を聞いた。 ご近所で飼われていた猫は数年前死んだと聞いた。 この辺りでは猫は嫌われる傾向があって、あからさまに猫に敵意を示す若いお母さんに、動物なんでも好きな私は「そういう人も居るんだ…」と意外だった。 …
隣家と境界線を接する狭い庭の一画が、思いがけず生い茂っているのに気が付き、昨日の朝イチで刈り込み作業をした。 中途覚醒は早朝覚醒になって、最近はもう明るくて二度寝も難しい…それなら隣人が動き出す前、日差しがキツくなる前に作業すればいいのでは……
「愛にはエロス、アガペー、あとなんだっけ?3つあるのよ、尊敬はアガペーだから、それは愛よ」 私は夫の事を、全人類で1番尊敬してる、けど、触れない抱きしめられなくて寂しい悲しい…と言う感情は、他の伴侶喪失者よりも弱いと思う、それはグリーフサポー…
END展に行って来ました。 五十嵐大介さんの生カラー原稿を間近でマジマジ見る事が出来て至福でした… 私は歪な死別者なので、傷付くかも知れなくても、近付いて見たい、知りたい、考えたい人です。 そうでない人にはオススメしません。 私は行って良かった…可…
米津玄師『STRAY SHEEP』には、気になっていながらまだ観ていなかった劇場版アニメ『海獣の子供』のテーマ曲『海の幽霊』も収録されていた。 原作の漫画の作者、五十嵐大介さんは大好きな作家さんだ。 夫と半同棲になった頃、夫が定期的に買っていた雑誌に『…
蚊ですが… 米津玄師さんのアルバム『STRAY SHEEP』が生協で取り扱われたので買ったのはいつだったろう。 発売日を見たら、夫の葬儀の日だった。 『lemon』は戦友を喪った時、 『パプリカ』は夫と聴いた思い出、 他にも、疎い私でも耳にした事のある曲の入っ…
アルバムから零れた写真が何枚か出て来た。 その中に、一時親子3人を乗せて走ってくれたサイドカーの写真があった。 子どもが幼稚園の頃、夫が買いたい物があると言う。 我が家は家計は夫が管理していたが、勝手に買ってくる様な事はしない人だった。 中古の…
夜寝る前には夫に「助けてね、守ってね」ではなく「教えてね、導いてね」と祈るようにした。 私は幸運な事に、助けて貰う事も守ってもらう必要もない現状だ。 今月の家賃が払えないとか借金取りに怯えなくて済んでいる、今の所、家族に重大な病気も見つかっ…
先日TVで石垣島を旅する番組を息子と並んで観た。 石垣島には、夫と二人で、その後息子と3人で旅行した。 3人で行ったのはもう16年前… 子の年齢的に、無邪気にはしゃぐ姿をビデオに写せるラストチャンスだと思って、私は結構頑張って撮影した。 いずれ育っ…
昨夜、またあの日の事を考えていた。 あの日、もっと素早く吸引していれば… 蘇生処置が出来ていれば… あの時、逝かなかったのだろうか… 遠くない先でその時は必ず来るとしても、あの時、回避出来たのだろうか… もし、やれる事を全部やったとして、それでも引…
小正月も過ぎてしまった。 クリスマスから年末年始は、去年程ではないにしろ辛い時期だ。 今年は世間的には喪中ではないが、とてもおめでとうと年賀状を書く気にはなれず… 来た年賀状にも、寒中見舞いとして返事を書いた。 来年もその先も多分こちらからは出…