モスキートな私
ブログタイトルは『蚊の告悔』をグーグル翻訳したらこうなりました。
蚊とは私。
夫と再会した20代の終わり、私は結婚がしたかった。
親経由のお見合いもしたし、某相談所にも登録し、何人かと会った。
それまで、まともに恋愛の経験はなかった。
そう言う事が出来る気がしなかったが、結婚はしたかった。
子どもを育てて、幸せな家庭を持ちたい。
それが1番の夢で希望だった。
その為には、相手は誰でもいい訳ではなかった。
身長や学歴や年収、顔などよりも、何より誠実である事、家庭の危機に逃げ出さない人である事が必須だと思っていた。
私には、幼少時に大病をした弟がいて、入院中に同室の病児の周辺から伝え聞く「病気の子を母親に任せて、他の女と逃げてしまった父親」の話。
そのような人と家庭は持てない。
それが指針だった。
夫と付き合うようになった時、彼は彼女と別れたばかりだと言っていた。
私は実家を出て、初めて一人暮らしを始めた。
そこでほぼ同棲生活になった。
彼の人間性を尊敬してた。
彼といると、今まで感じたことのない安心感と幸せを感じられた。
結婚したかった。
でも、その話は進みそうになかった。
「結婚て、何なんだろうね…」
彼はその制度自体に懐疑的だった。
人間同士、対等であるべきと。
彼の思う未来と私が願う未来は違うのかもしれない…
それなら別の人を探す…?
「別にいいや、結婚出来なくても。この人と一緒にいたい。いつか別れる事になるとしても、今はこの人と居たい」そう思った。
そしたら薔薇の花束でプロポーズしてくれた…
私は、私の望むものを手に入れた。