Mosquitoes regret

喪失と自責の記

新たな試み



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似顔絵を描きます。

死別されたご遺族にお声掛けさせて貰って、お二人に協力して頂き、お試し運転してます。

 

今、無職の身なので、市で募集があった『就労支援講座』に応募してみました。

応募者多数で抽選だったそうですが、当選して、2時間キャリアコンサルタントの先生の話を聞きました。

先生御自身が上手い具合に時代を泳いでらっしゃるな〜…と、死別してペシャンコな身にはなかなか虚しく、こんな風に軽やかに人生の後半戦に挑めないな〜…と、冷めた視線で終始しましたが、最後に、講座を受けた市の施設にはキャリアカウンセラー(別人)が常駐していて、市民なら無料で1時間相談を受け付ける…と。

今の自分に就労は無理な気はする…が、「なんでも相談して」と言う言葉を頼りに予約をして、一対一で話すことが出来た。

 

過日の講座の場では誰にも渡せなかったポストカードを、市のキャリアカウンセラーに受け取らせる事に成功!

あとは、そのポストカードと先日作った夫カレンダーを見せて、こういう事が、お金にならないとしても需要はあるか?聞いてみた。

私がスマホタブレットのアプリだけで出来る事だ、誰でもやりたかったら出来るだろう…みんなやればいいのに…と思ってる。

楽しいし、夫と時間を共有出来て嬉しいから。

カウンセラーは「いや、なかなか出来ないですよ、誰でもは…需要はあると思いますよ」と言って、ストアカと言うサイトも教えて貰った。

https://www.street-academy.com/

知らないサイトだったからありがたかった、けど、私の場所じゃない…

そんな対価を貰える技術ではない…

 

私は小さい頃からお絵描きが好きだった。

描かない日はないくらい、描くことは息をする事も同然で、描けない、描いちゃダメと言われる事は最大のストレスで、もし手が動かなくなったら…目が見えなくなったら…と考えるだけで恐ろしかった。

今、わかる、現実逃避だった。

常に空想の世界に居たかった。

仕事に付いて、結婚して、徐々に遠ざかって、死別以降は苦しみになった…

夫は絵を褒めてくれたが、絵を描く事で没頭し周囲(夫や息子)をないがしろにする事を嫌がった。

家族と居る時は描かない…

でも、ゲームしたりスマホ見たりして、夫との貴重な時間を削ってしまった…と言う自責があるから、1番の楽しみのお絵描きを、今は純粋に楽しめない…

だから、私のお絵描き脳は画策した。

後ろめたさを排したお絵描きとして、故人の似顔絵を描かせて貰うのはどうだろう…

死別した遺族が、亡き大切な人の写真を見られない…悲しみで泣いてしまうから…と言うtweetをたくさん見た。

写真が辛すぎるなら、アプリで加工したり、似顔絵ならどうだろう…

そう思って、分かち合いでお世話になってる方に声を掛けた、が、その見本となる写真をまず探せない…見られない、と…

ソレはそうか…

考えが浅はかだったな…と反省した、が、その方から写真が送信されて来た。

「いい切っ掛けを貰った、背中を押された」と言って下さった…

其処まで来ればもう、加工や似顔絵でなくても写真を見られるかも知れない、本末転倒…?

だから、似顔絵は私の為に描きたい、描かせて下さる方、ご一報下さい。

苦しみとなったお絵描きの呪いを解く、これは私のグリーフ。

今迄、似顔絵なんて全く興味なかった。

自己肯定感激低なので、描いて貰いたいと思ったこともない、寧ろ逃げる、写真も同様。

実際には会ったことのない人と、遺族から聞いた話で、対話するような不思議な感覚。

素人だから似てないと思う…申し訳ない…

だけど私は新しい友人が出来たようで、心が豊かになる、ありがたい…

お代は頂戴しません。

気になるな…と思う方は問い合わせ下さい。

 

以下に参考作品を置いてみます。

写真

デジタル絵

アナログ水彩画の順になってます。

島倉千代子

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田中邦衛

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デフォルメ

 

フォトアレンジ サンプル

 

フォリオの方にも鍵付きで載せます。

https://www.foriio.com/works/372044/?secret=3gmITRAe8yOmIUyLVyTaxQ